JICA九州国際センターの下水道システム維持管理講習において土壌浄化法の説明が行われました。 2015.03.06
 平成27年2月14日、JICA九州国際センター主催で土壌浄化法の講習会が、JICA東京のセミナールームで開催されました。
 JICAから委託を受けているKITA(公財)北九州国際技術協力協会がセミナーの内容を決めている海外向けの講習で、9人の講習参加者が土壌浄化法の説明を受けました。
 KITAのコースリーダー末田氏によると、今回の研修生はすごく真面目で充実した研修を行っているとのことでした。
 土壌浄化法の説明はネットワーク理事であるシステム開発者の木村弘子氏が行いました。3時間にわたる講習の中で、土壌について、ニイミシステムについて、建設・維持管理とその費用について、土のもつ分解能力とニイミトレンチについて、そしてちくわを使った分解能力調査と順に説明していきました。
講習会の様子

 講習生の皆さんは、芝生に覆われた処理場や、沈殿分離槽とニイミトレンチによる無動力の処理には特に驚いたようでした。「窒素やりんの高度処理はどのように対応するのか」「地下水汚染につながらないか」「トレンチの短所」についてなどの質疑応答が活発に行われました。また、管路のコストも下げる事に繋がる小規模下水道についても大きな関心を持ったようです。